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介護士が働く施設の施設形態を紹介

まずは施設形態の特徴をおさらい

まずは施設形態の特徴をおさらい

介護施設には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。そのため、自分が介護士として働くのであればどの施設形態が合っているのかを事前に把握しておく必要があるでしょう。以下に、施設形態ごとの特徴を細かく紹介していきますので参考にしてください。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは従来型とユニット型に分けられます。
まず従来型ですが、多床室、フロア単位の介護になり、夜勤人員は利用者25名に対して1名となっています。死角が少ない部屋の作りになっており、業務効率は高いと言えるでしょう。特浴や機械浴が整備されており、利用者の入浴日時は固定されています。また、誘導・着脱・洗身と介護士は業務分担をして対応をします。夜勤回数は月4~6回ほどです。
次にユニット型ですが、1ユニットは最大10床で、夜勤人員は2ユニットで1名です。個浴対応になり、1対1で誘導から洗身まで行います。夜勤回数は従来型とほぼ変わらない割合です。利用者の専有、専用空間が従来よりも多く、プライバシーを守りながら個別に介護ケアを提供していきます。また、1ユニット当たりの利用者数が少ないので状況把握がしやすいという特徴もあります。

介護老人保健施設

介護老人保健施設は特養と似たイメージを持ちますが、サテライト型と併設型があり、デイケアが併設されていることが多いです。常勤医師が常駐し、看護師と介護士の割合は3対1以上です。また、PT、OT、STの配置が義務付けられています。

介護付き有料老人ホーム

介護付き有料老人ホームの内容は施設によって様々ですが、運営法人は営利法人がほとんどです。個室型が多く、グループケアを取り入れているところが多いです。なかには、通所を併設しているところもあります。利用者水準は中所得者向けのものが現在は多くなっています。夜勤人員は定員数に関わらず介護または看護職員が1名以上となっています。

デイケア・デイサービス

デイケアの分類としては通常型・大規模型、デイサービスは小規模型・通常型・大規模型に分類され、それぞれ施設の基準や介護報酬が異なります。デイケアは常勤医師の配置が必要で、医療法人や老健併設型がほとんどを占めます。デイサービスは特養・介護付き・住宅型など様々な種類がありますが、最近は泊まることが可能な民家改修型というのも増えてきました。

グループホーム

グループホームは定員が5~9名の小規模な介護施設です。家庭的な共同生活空間であり、家庭サイズの設備のなかで働くことになります。夜勤人員はユニットに対して1人で、看護師は不要です。

サービス付き高齢者住宅

サービス付き高齢者住宅は個室が主流ですが、居室のスペックや規模は様々です。クリニックと併設されていることも多く、対象にしている利用者によって提供するサービスは大きく変わってきます。

訪問介護

訪問介護は自宅で生活している要介護者のもとへ行き介護サービスを提供するものと、サービス付き高齢者住宅などに行って介護サービスを提供するものがあります。ヘルパーの多くは非常勤雇用で、利用者宅へ行くケースの場合は直行直帰が多いです。

病院

病院の場合は、急性期・回復期・療養型と症状によってステージが変わります。そのなかでも急性期は看護師の配置数に応じて診療報酬が違うので、人員配置にもばらつきがあります。療養型の場合は重度の利用者が多く、レクリエーションなどを行う機会はほぼないでしょう。そのため、コミュニケーションよりも身体介助や生活援助がメインとなるでしょう。

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