後悔した要因は?
せっかく介護士として働き始めた後に後悔してしまわないよう、どういったときに後悔を感じるのか、その要因を探っていきましょう。後悔を感じるようなブラックな介護施設があるのも事実ですので、そういった施設に入職してしまわないよう注意が必要です。
休日が確保できない
多くの介護士が悩んでいるのが、有給休暇を取得できないケースです。労働者の権利であるはずの有給休暇が、人手不足を理由に取得できない状態にある職場があります。本来であれば施設側は基本的に拒否できないはずなのですが、このような状態に陥っている施設があるのも確かです。また、家族の病気や事故、自身が体調を崩してしまったときなど、どうしても休まなければならないときでも当日欠勤を認めないという施設もあります。こういった職場の場合、お子さんのいる女性などはすぐに辞めてしまうケースが多いようです。
また、入職前に希望休を出せると聞いていたのに、実際には認められないというケースもあります。介護施設によっては土日祝でも出勤が必要なので、シフト制で勤務することになります。そのためあらかじめ希望休を提出してシフトを決めていくのですが、ブラックな介護施設だと休みを希望する日を無視してシフトが作成されます。ほとんどの場合は人手不足を理由に職員の希望を無視したシフト作成を行っているようですが、プライベートの時間が確保できないのであれば当然不満が募りますし、退職者も多くなります。
多くのストレス
また、パワハラやセクハラに後悔するケースもあるようです。上司からのハラスメントもありますが、介護施設の場合は利用者からの職員に対するセクハラ問題があります。セクハラによる精神的苦痛で退職してしまうケースも多いようですが、そもそもちゃんとした介護施設はそういったセクハラがおきないように工夫や対策をしているものなので、セクハラが発生する施設はブラックな介護施設であると言えるでしょう。
また、一人当たりの業務量が多すぎるのもブラックな介護施設の特徴で、多くの介護士が後悔に至る要因です。本来であれば複数人で行う業務を一人で担当することになり、心身ともに大きなストレスを抱えることとなってしまいます。
見極めが大切
労働環境が整っていて満足感を得ながら働ける職場を見極めるためには、どうすればいいのでしょうか。重要なのは事前の情報収集です。従業員満足度が高く、離職率の低い職場を探しましょう。そのような職場は教育体制も整っておりキャリアアップも見込めます。また、施設見学を事前にしておくことも大切です。実際に自分の目で見ることで、現場の雰囲気を掴むことができます。情報収集を怠ったことで「後悔した」と感じてしまわないようにしましょう。